社会のため、人々のために役に立ちたいと思う異業種の職業人の集まりです。
ロータリークラブ会員は、自分自身と、自分の職業の価値と品位を高め、会員相互の親睦を基本として、情報や意見の交換、地域社会への奉仕活動などを目的としています。
そして、これらの奉仕活動をすすめるためにいくつかの会合があります。
1905年に創立されたロータリークラブは、現在世界200数か国、クラブ数33,855余、会員総数1,224,384人以上(2010年4月現在)に亘って組織され、政治、宗教、イデオロギーなどに縛られることなく活動しています。
ロータリークラブは、1905年2月23日アメリカ・シカゴにて弁護士のポール・ハリスによって、友人のシール、鉱山技師のローア、そして洋服商のショーレーの4人のメンバーで発足しました。
ポール・ハリスは職業柄依頼人のなどの人々と話をする機会を多く持ちましたが、話の内容の多くは自分本位の私利私欲に満ちたものが多く、まして同業者同士では互いに疑心暗鬼の中に相互の不信感の強い、嫌な話ばかり聞いて心を傷めておりました。
そうした折りに職業の違った数人の友人達と話をする機会に、皆が安心して本心からの話になって行くのにヒントを得て、「一業種一人」それぞれ仕事の違った人々でクラブを作ればきっと楽しい有意義な会になるのではないかと考えて、上記の3人の友人と相語らって作ったのがロータリークラブの始まりです。
当初は会員の職場を会場として順番(Rotation)に例会を開催したことから、ロータリークラブ(RC)と名づけられました。
1919年に東洋初のマニラRCが誕生し、1920年に855番目のクラブとして東京RCが誕生しました。
1921年に1000クラブに達し、1922年にはロータリークラブ連合会は発展的解消をし、国際ロータリー(ROTARY INTERNATIONAL[RI])が統括する機関として作られました。
ロータリークラブでは、「他に対してつくすこと」「役に立つこと」を『奉仕』といっております。そこから相手の身になって行動することを、「奉仕の理想」(THE IDEAL OF SERVICE)と表現しています。
1.クラブ奉仕 | 会員同士良く知り合い、クラブを円滑に運営すること |
2.職業奉仕 | 自分の職業につくし、誇りをもち、そして業界の向上に努力すること |
3.社会奉仕 | 世話になっている地域社会の発展向上につとめること |
4.国際奉仕 | ロータリーに国境なし。世界中のロータリアン同志互いに理解し助け合って、親善と平和につくすこと |
5.青少年奉仕 | 若い人々によりよき未来をもたらすために、彼らの生活力を高めるようにつとめます。 |
四つのテスト |
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これは、1954年にRI(RotaryInternational)会長になったH.J.テーラー氏が、破産に瀕したアルミニウム製品会社の再建を引き受け、その立て直しのために考えた標語で、これを役員・従業員に厳守させ、立派に復興させた時のものです。 |
ロータリーの目的は有益な事業の基礎として奉仕の理想を鼓吹し、これを育成し、特に次の各項目を鼓吹育成するにある